新卒だけど、会社に行くのが辛い。働くのが辛い。このように感じ、今も心と体にストレスを感じながら頑張って働いていませんか?
私は2024年、人材会社に入社。同年7月に適応障害で休職し、3か月後の10月に退職しました。当時は「まだ入ったばかりだから頑張らないと」「今辞めたらこの先どうなるんだ」と思いながら、苦しさと将来への不安を抱える日々を送っていました。
この記事では、仕事が辛い時にできる対処法について、新卒1年未満で休職・退職した私の実際の経験をもとにお伝えしていこうと思います。
仕事が辛い時の対処法6選
まずはじめに、私の考える対処法としては以下の通りです。
- 先輩や上司に相談する
- 部署移動、仕事内容や勤務時間、場所などの変更
- 仕事を休む
- 休職する
- 退職する
- 転職エージェントに相談、実際に転職する
先輩や上司に相談する
いちばん実践しやすい対処法として、先輩や上司に相談することが挙げられます。
特に年の近い先輩は直近で自分と似た悩みや壁にぶつかっていることが多く、あなたの悩みに共感してくれるのではないでしょうか。話を聴いてもらうだけでも気持ちが楽になります。
また、「自分はこうした」といったアドバイスももらえるかもしれません。私は実際、本配属後1か月は教育係と業務内容や悩みについて毎日話をしていました。
些細な悩みでも定期的に相談することで、仕事の辛さや悩みを乗り越えたり仕事への考え方が変わるきっかけになるかもしれません。
部署移動、仕事内容や勤務時間、場所などの変更
2つ目は、上司に仕事内容や労働環境について相談し、変更してもらうことです。
仕事内容についてはかなり難しい部分もありますが、仕事量やスピードなど、自分の裁ける範囲で調整してもらえるかもしれません。また、勤務開始時間やオフィス環境の改善、在宅ワークなど労働環境面を少し変えるだけで働きやすくなる場合もあります。
私の場合、仕事内容や部署移動は変更することが出来ませんでした。ですが元々フレックス制度が敷かれていたこともあり、月の労働時間基準を満たせれば出勤時間をずらしてもOKになりました。
自分の中で辛い部分がある程度明確になっている場合、上司に相談することで状況を改善してもらったり一緒に対策を考えてくれる場合もあるので、相談が可能であれば一度試してみることをおすすめします。
仕事を休む
あまりにも心や体に不調をきたしている場合、一度会社を休んでみるのも手です。
一般的に、欠勤は良いイメージではありません。特にクライアントとのアポイントがある場合、他の誰かに対応してもらわなければなりません。
ですが、私は絶対に自分の健康以上に大切な仕事はないと思っています。私は休職する前、上司と教育係に体調不良の旨を伝え会社を休みました。また体調が悪化し、産業医面談をすすめられた際も面談日までの1週間休みをいただきました。
周囲に迷惑をかけるのではないかなど不安や罪悪感もあるかと思いますが、まずは自分の心と体を優先して休ませてみてはいかがでしょうか。
休職する
眠れない、動悸がする、涙が出るなどの不調が出始めたらかなりまずいです。あなたの心と体が限界だと叫んでいる証拠なので、休職することも検討してみてください。なお、休職制度については会社によって異なるため、就業規則を確認する必要があります。
私は人事面談の際に休職について相談し、産業医面談を行ったあと心療内科を受診しました。基本的に休職には医師の診断書が必要なので、早急に心療内科を受診しましょう。
心療内科はとても予約が取りづらく、新規受け入れが1か月先ということもあります。可能であれば出来るだけ早く受診し、診断書をもらった方がよいと思います。
私の場合、最初に受診した病院との相性が悪く、きちんと診てもらえずに漢方の処方箋だけ渡されました。心療内科は定期的に受診することになるので、先生との相性も大切です。そのため、とりあえずいちばん早く受診できる病院に行き、その間・後に評価の良さそうな病院を予約するのも手です。
このように、産業医面談という会社の制度の利用や心療内科で診断書をもらって休職するという方法もあります。
退職する
退職に関しては、可能であれば休職など一定期間仕事から離れ、心と体が回復してから考えたほうが良いと思います。私のように適応障害などの心の病にかかっている場合、正常な判断ができない可能性があるからです。
一度仕事から離れてきちんと食事と睡眠をとり、心と体が元気になってからこれまでの仕事について振り返ります。その際、紙に書きだすことをおすすめします。可視化されますし、ゆっくりと自分の気持ちに向き合いながら言語化することが可能だからです。そのうえで、自分の中で辞める結論に至ったのであれば早めに上司や会社と話をし、退職の準備をすすめましょう。
幸いなことに、私の場合は休職期間を最長3ヶ月いただけたので、その間に振り返りや自分の気持ちと向き合うことができました。もし私のように休職制度がある会社であればぜひ一度利用してみてください。
一方で、休職制度がない会社もあると思います。その場合、上司や人事などと相談して数日間休みをもらい、その間に少しでも体を休め、考える時間にあててみてはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが、いちばん大切なのは自分の心と体です。それ以上に大切なものはありません。本当に辛い時は「自分の身を引く」ことも大切なことだと私は思います。
転職エージェントに相談する
最後は転職エージェントに相談することです。私は一度だけ転職エージェントに相談したことがありますが、自分の考え・現状と合致しなかったことからいったん使用を控えています。
もし今の仕事が合わない、別の業界に興味があるという思いがあれば一度利用してもいいかもしれません。職種や環境を変えれば仕事に対する自分の気持ちも変化する可能性もあります。
ですが、自分の心と体がすり切れているときはまず回復させることが優先です。焦らず無理せず休憩してください。
まとめ
- 先輩や上司に相談する
→悩みやストレスの解消、考え方を変えられる可能性あり - 部署移動、仕事内容や勤務時間、場所などの変更
→仕事や環境のストレスを減らせる可能性あり - 仕事を休む
→一時的にでも心と体を休ませることができる - 休職する
→ゆっくり心と体を休ませ、これまでの振り返り、自分の見つめなおしができる - 退職する
→苦しみの要因から自身を離すことができる - 転職エージェントに相談、転職する
→仕事そのものを変えることで仕事の辛さが軽減する可能性あり
以上が、新卒1年未満で休職・退職した私が考える仕事が辛い時にできる対処法です。
絶対にしてはいけないことは、心を抑え込んで我慢することです。特に心の不調は、期間が長ければ長いほど回復までに時間がかかり、再発しやすいといわれています。
現代では誰もが心の病にかかる可能性があります。自分の中の声に気づき、対処できるのは自分だけです。「このくらいで」と思わず、早めに自分からのSOSに気づき、労わってあげてください。
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