休職検討中の新卒必見!休職に必要な手順の解説

新卒早期退職のあれこれ

 こんにちは。のぞみです。
 今回は、「休職に必要なステップ」について実体験をもとに解説していきたいと思います。

 私は2024年に新卒として入社し、3か月後に適応障害のため休職しました。
当時は休職そのものや休職の手続き、休職期間中の支払いなど分からないことが多く、不安とストレスの多い日々を送っていました。
 この記事を読んでくださっている方も、精神的に辛い中分からないことが多く、さらにストレスを感じているのではないでしょうか。不安をなくすためにはまず全体像を知ること、やるべきことを明確にすることが重要です。
 私の経験をもとに、休職に関する全体像を解説していきます。一人でも多くの方が休職への不安やストレスを軽減する事ができたら嬉しいです。

最重要!就業規則について確認する!!

 休職を検討する上でまず確認しなければならないことは、会社の就業規則です。

 会社によっては入社後すぐには休職制度の利用ができなかったり、一定期間会社に所属していることが必要な場合があります。そのため、先輩や上司、人事等に休職制度の利用条件について必ず確認しましょう。
 本記事では、新入社員でも休職制度が利用できる前提でお話しさせていただきます。

※本記事は、休職する上で私自身が調べた内容と体験をもとに書いています
 そのため、法律や制度の詳細について保証するものではありません
 あくまで一事例として読んでいただき、ご自身の休職の手続きや全体像把握のためのひとつの材料としてご利用ください。

そもそも休職とは?

 休職とは、業務外での病気やけがなどにより従業員が長期的に会社を休みたいと申し出た場合、労働契約が結ばれた状態のまま業務に就くことを免除される制度のことです。
 会社を休むという意味で似ている「欠勤」との違いは、労務義務にあります。欠勤の場合、通常であれば労働しなければならない日に自己都合により労働義務を履行していないという扱いになります。
 一方休職の場合は、企業の就業規則に定められた内容に該当した場合に労働義務が免除されるものです。基本的に医師の診断書が必要となります。
参照:<https://www.r-agent.com/business/knowhow/article/7943/

 つまり、「病気のため働けない」という医師の判断をもとに、会社側と相談した上で申請等を済ませて療養のための休みをもらうのが休職ともいえます。

休職までの流れ

私の場合、休職まで流れは以下の通りです。

  1. 人事に相談
  2. 産業医面談
  3. 心療内科受診、診断書の受け取り
  4. 会社に診断書を提出
  5. 休職期間中の連絡先の把握
  6. 社会保険料などの支払い
  7. 療養に専念する

 繰り返しになりますが、会社によって手順や申請方法が異なるため必ず確認をしましょう
 また、私の場合は入社して間もないこともあり引継ぎ等は必要ありませんでしたが、必要に応じて業務の引継ぎも行います。
 休職までの流れや必要な手続きについて、以下で詳しく紹介していきます。

ステップ1 人事に相談

 「人事に相談」と書きましたが、可能であれば先輩や直属の上司の方が好ましいです。
 私の場合、入社3か月後に人事面談がありその際に休職や退職について相談した経緯があったため、休職前・休職期間中も直属の上司ではなく人事の休職担当者を通してやり取りをしていました。
 上司がへの相談が難しい場合は、私のように人事や自身が一番相談しやすい相手に相談し、情報収集をするのが良いかもしれません。

ステップ2 産業医面談

 人事に相談した後、すぐに心療内科を受診し診断書を取得できればよかったのですが、諸事情ありできませんでした。そのため、心療内科の前に産業医面談を行いました。産業医とは、会社に雇われているお医者さんのようなもので、従業員の健康について相談にのってくれます。

 私は産業医面談日までの約1週間、欠勤という形でお休みをいただいていました。面談では、おそらく適応障害との判断で心療内科の受診をすすめられました。休職には医師の診断書が必要ですが、産業医は診断書を発行する事ができないからです。
 いきなり心療内科に行くのは抵抗がある、すぐに病院の予約が取れないという方は産業医面談をしてみるのもおすすめです。

ステップ3 心療内科の受診と診断書の受け取り

 実際に病院で自身の症状について話をしましょう。私は自分の症状だけでなく産業医と話した内容(適応障害だといわれたこと)なども話しました。医師と相談の上、まずは1か月療養に専念する必要があると書かれた診断書をいただきました。
 私の場合、診断書の発行に3000円ほどかかりました。その日に発行してもらえます。また、休職期間を延長する場合は、再び受診し新しい診断書を受け取る必要があります。受診や診断書などはすべて自費でした。仕事を休んでいる私にとって決して安い金額ではありませんでしたが、いちばん大切な自分の心と体を回復させるためだと思い、腹をくくりましょう。

ステップ4 会社に診断書を提出

 診断書を受け取ったら、すぐに会社に提出します。提出先や提出方法は必ず確認してください。私の場合、休職者専用のサイトのようなものがあり、その中のチャット機能を用いて写真データで診断書を提出しました。また、その後の手続きや質問などもこのチャット機能を通じて行いました。

ステップ5 休職期間中の連絡先の把握

 ステップ4にも関わることですが、休職期間中の連絡先を確認しましょう。私は休職の際、社用スマートフォンやパソコンを返却したので、私用のスマートフォンで連絡をしていました。分からないことがあった場合、どこに連絡すればいいのか。必ず確認するようにしてください。

 加えて、休職するにあたって対応事項があれば適宜早めに対応するようにしましょう。

ステップ6 社会保険などの支払いについて

 休職を開始した時期にもよりますが、勤務していないにもかかわらずいつも通り給料が振り込まれていることもあります。その際、多く支払われた給料については会社に返さなくてはなりません。加えて、休職期間中でも健康保険や年金といった社会保険料の支払いも必要になります。こうした支払いに関しては、会社から通知が来るので書類が届き次第速やかに対応しましょう。

 私は7月の半ばに休職を開始しましたが、7月末に丸々1か月分の給料が振り込まれていました。そのため7月末ごろ、過払い分を清算するための書類が自宅に届きました。8月以降の休職期間については、毎月月末に社会保険料の支払いをしていました。約3万円ほどだったと思います。

 基本的に会社から送られてくる書類に沿って対応すれば問題ありませんが、不明点がある場合には問い合わせてみてください。

ステップ7 療養に専念する

 休職できたら、まずは自分の心と体をゆっくり休ませてください。眠りたいだけ眠り、食べたいものを食べ、やりたいことをやりましょう。「何かしなければ」と自分を追い込まないでください。この休みはあなたを回復させるための休みです。
 必ず家にいなければいけないわけでもありません。出かけたり旅行に行くのもいいかもしれません。ですが、その様子をSNS等に投稿することは控えましょう。会社の関係者にみられた場合悪い印象を与える可能性があります。
 おすすめは、はじめの頃はとにかくのんびりすることです。そのうえで、本を読んだり映画を見たり、音楽を聴くのもいいと思います。別の記事で、休職期間中の過ごし方や私が実際に読んだ本も紹介できればと思います。内容としては、自己啓発よりは心が穏やかになるような内容が良いです。
 病気になってしまうくらい頑張ってきたんです。たくさん自分を労わってあげてください!!

まとめ

 以上が休職に必要なステップです。
 これらのステップに加え、「傷病手当の申請」という重要な項目もありますが、傷病手当についてはまた別の記事でお話しできればと思います。
 知らない・分からないとどうしても不安やストレスが積み重なってしまいます。休職について不安がある方が、一つでも不安を和らげることができれば幸いです。

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